1つの物事について、関連した情報が自動的に連想されていくプロセス。
体験したことを「○○だ」と認知するときには多くの可能性が想定されるが、そのうちで最も妥当なものが意識に上がる。
このように「これは何か?」と当てはまる可能性を記憶ネットワークの中で探索することを『TDサーチ』と呼ぶ。
とりわけ言語メッセージを受け取るときには、TDサーチによって自分の記憶で情報を補いながら文章を理解することになる。
そのため自分の経験が想起されやすくなり、メッセージの内容を自然と自分に関連づけて捉える傾向が表れる。
ミルトン・モデルやメタファーによって間接的に相手へ影響を及ぼすことができるのは、TDサーチによるものだと考えられている。