1. 時間認識のプログラム。
人間は時間的距離の認識を空間的距離に対応させ(”遠い”未来、”近い”過去etc.)、想起した出来事が「いつのことか?」を内的空間における位置情報で判別している。
この位置情報は「時間の流れ」として一本の線(=『タイムライン』)で表現されることになる。
このとき自分を中心として、過去と未来がどちらの方向になるかには個人差がある。
前後方向のタイムラインに入っている配置を『インタイム』(前が未来、後が過去)、左右方向のタイムラインを眺める配置を『スルータイム』(左が過去、右が未来)と呼ぶ。
タイムラインそのもののサブモダリティを加工することで、時間の扱い方を変更するテクニックもある。
時間の使い方を修正する(スケジュール管理、”今ここ”への没頭度合い、目標の時間範囲、過去からの学びetc.)
人生全般への認識を修正する(”辛かった時期”、”暗黒の時代”、”先が見えない”、”目の前が真っ暗”etc.)
2. イメージワークにおいて、時間の流れを比喩的に表現する線。
人生の時間経過を『タイムライン』としてコンパクトにイメージすることで、時間的な関連性を広い視野で見直せるようになる。
過去の出来事を未来から振り返る、目標と過去の経験を結びつけるなどの作業がメイン。
タイムラインの用途は自由度が高く、応用テクニックの数も多い。