NLP用語集

優位表象システム

preferred Representational System


視覚・聴覚・体感覚の3種類のうち、その人が最もよく使っている表象システムのこと。

3つの使用比率に注目するため、全てが均等な人や、上位2つが同じぐらいの人もいる。

状況(コンテクスト)によって優先的に使われる表象システムは異なるため、全体的な傾向として理解する。

この傾向は客観的に観察可能な特徴と対応しているため、他人の優位表象システムを判別することもできる。

人間関係においては、相手の優位表象システムに合わせて対応できると意思疎通がスムーズになりやすい。
 

【言葉の用例】
  • 「上司の説明が私には分かりにくいのは、優位表象システムが違うからのように思えます」

  • 「あの人は見るからに体感覚優位なようですね」
     

【優位表象システムごとの特徴(概要)】
 
◇ 視覚優位
  • 重心や動作が上方向に集まっている印象。
  • 身体と声の使い方が速い・高い。
  • 見た目を気にする。
  • ”見る”ことに関する言葉が多い。
     
◇ 聴覚優位
  • 見た目は『視覚優位』と『体感覚優位』の中間。
  • 安定して流れのある話し方。
  • 耳を向ける。
  • 言葉を気にする。
  • ”音”に関する言葉や擬音語が多い。
     
◇ 体感覚優位
  • 重心や動作が下方向に集まっている印象。
  • 身体と声の使い方が遅い・低い。
  • 脱力。
  • 気持ちを感じる。
  • ”体”に関する言葉や擬態語が多い。