記憶の結びつきの仕組みを利用して新たなアンカーを作る『アンカリング』の方法は、NLPにおいて様々なテクニックへ応用されている。
問題となる既存のアンカーを潰す(= collapse)技法。
問題となる反応を打ち消すことができるほどポジティブな反応のアンカーを新たに作り、それを問題となるアンカーが作動しているときに発火させ、問題の反応を打ち消すもの。
特定の一場面でしか使われていないリソースを、時間やコンテクスト(状況)を超えて安定的に(=コンスタントに, constant)使えるよう一般化する技法。
一般化したいリソースのアンカーを作り、幅広い状況を想定しながらそのアンカーを発火する。
いくつものアンカーを連鎖させ、記憶の中に一連の流れを生み出す技法。
有名な用法は、一気に切り替えられないようなギャップの大きな2つのステイト(内面の状態)を、途中にステップを挟むようにアンカーで連鎖して、差を乗り越えられるようにするもの
(例:「怯え→ワクワク」⇒「怯え→警戒→興味→楽しみ→ワクワク)。
基本的なアンカリングの技法。
リソース(望ましい状態や能力、体験記憶etc.)を狙って思い出せるように、五感の刺激のトリガーを作る。