ストーリーを語るうえでの技法で、話を途中で逸らしながら複数のエピソードを並列かつ重層的に語る方法。
伏線を回収するように以前のエピソードに戻ってきたとき、”話の流れ”がループを閉じた形になる。
こうしたループを複数重ねることで”鳥の巣(ネスト nest)”のような全体像となることから『ネスト・ループ』と呼ばれる。
ミルトン・エリクソンがストーリーを語るときに用いていた技術。
メタファーの趣旨を伝わりやすくしたり、記憶の定着をコントロールしたりできる。
「バンドラーの話が頻繁に飛ぶのは、戦略的に設計されたネスト・ループだからです」
「さっきのネストループの一部の話、まだループが開かれたままですよね?」