人が考えを言語化するときに起きがちなプロセスの1つで、頭の中にある考えの一部分だけを言葉にすること。
頭の中にはあっても言葉として表されなかった内容が『削除』されたことになる。
「あの人の話は削除が多くて、曖昧に聞こえる」
削除に対するNLPの対応技術。
削除された情報のために意思疎通が困難になる場合や、本人が削除した発話のせいで重要な情報を見過ごしているときには、メタモデルの質問によってそれらを回復できる。
削除された部分を具体化・明確化するように質問する。
「先輩から威圧的に言われるのが怖くて…」
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「先輩というのは、具体的には誰のことですか(特定の一人?何人かいる?or 一般的に?)」
「”威圧的”とのことですが、どんなことを、どんな言い方で言われるんですか?」
意図的に削除を含んだ文章で伝える言語パターン。
相手に都合よく受け取ってもらいやすいように、相手の実情と合わない可能性のある詳細を削除して曖昧な表現をするやり方。
「その想いを表現すること自体に大きな価値があります」
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